表現上の注意【17】 | 元・毎日新聞敏腕記者  長谷川 信正による|PTA新聞の印刷屋さん

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プロフィール

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長谷川 信正

1943年生まれ、福島県会津若松市出身。
早稲田大学第一文学部国語国文学科を卒業、毎日新聞社に入社。
事件、行政、教育分野などを担当。デスク時代には文章教室の講師などを務めた。また、朝のワイドニュース番組にコメンテーターとしてレギュラー出演、やさしい語り口で人気を集めた。
退職後は、著述業を中心とする「NH企画」を設立。記者時代の体験と文章力を生かした講演・執筆活動のほか、最近は「経営者のための文章講座」を開講、若手経営者らに好評を得ている。

はじめて来られた方へ

表現上の注意【17】

  「いうまでもない」のなら書くな――。新聞記者駆け出しのころ、デスクにこんな言葉で何度もしかられました。そして今、言われたとおりだった、としみじみ思うのです。

 
 政治家、会社のえらい方、そして校長先生などが、「いうまでもありませんが」と前置きしながら、長広舌をふるう場面に出くわしたことが、きっとあると思います。えらい先生が教訓めいたことをお話しになるときに、しょっちゅう出てくる表現でもあります。
 
 デスクは、こうした「いうまでもない」や「いわずもがなですが」の表現で、文章にカッコをつけたがることをきつく戒めたのでした。当然でしょう。「いうまでもない」とは、いう必要のないこと。いう必要がないのなら、わざわざ書く必要はないのであって、この人はいわゆる「ええカッコしい」でこんな表現を書いているにすぎないのです。
 
 「他人の文章を削ってみよ」ともよく言われました。
 
 以前、「文章を完成させる終盤では、推敲(すいこう)作業が大事」と書きましたが、人の文章を削るのは、推敲作業を完璧に行うことと似ています。どちらも、いわゆる表現技術のイロハを知らずにはできません。うまく書く技術を習得していて初めて、人の文章を直したり、削ったりが可能になるのです。このような作業を実際にやってみて、うまくいかないようなら、あなたはまだまだ、ということです。
 
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category:未分類 | at 15:03 pm | Comments (0)

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