表現上の注意【15】 | 元・毎日新聞敏腕記者  長谷川 信正による|PTA新聞の印刷屋さん

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プロフィール

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長谷川 信正

1943年生まれ、福島県会津若松市出身。
早稲田大学第一文学部国語国文学科を卒業、毎日新聞社に入社。
事件、行政、教育分野などを担当。デスク時代には文章教室の講師などを務めた。また、朝のワイドニュース番組にコメンテーターとしてレギュラー出演、やさしい語り口で人気を集めた。
退職後は、著述業を中心とする「NH企画」を設立。記者時代の体験と文章力を生かした講演・執筆活動のほか、最近は「経営者のための文章講座」を開講、若手経営者らに好評を得ている。

はじめて来られた方へ

表現上の注意【15】

  悪文を再掲します。 

 
 8月7~8日鴨川納涼が開催されました。今年は鴨川と並行して流れている疎水に、京都市催の七夕祭りの初参加で、七夕も飾られ、笹の葉が微風に揺れて、京都の暑い夏に少しだけ清涼感を思わせる風景の演出?です。今回は夕立に見舞われる事もなく、楽しい思い出・エピソード多い鴨川納涼となりました。
 
 句読点、脱字の次は、表現の仕方の問題、です。「今年は~演出?です」までの一文が、何を言わんとしているのか、さっぱりわからない。そして、やたらと長く、80字もあります。「今年」が主語だとすると、これを受ける述語が見当たらない。おそらく「飾られ」なのかもしれませんが、それなら「京都市催の七夕祭りの初参加で」のくだりとのつながりが判然としません。「京都の暑い夏に少しだけ清涼感を思わせる風景の演出?です」のくだりも、主述の関係がどうなっているのか。そもそも「清涼感」を受ける動詞が「思わせる」というのはまったくの誤りで、「漂わせる」でなければいけません。それに「清涼感を思わせる風景の演出?」も、よくわからない。疑問符をここに使う意味も不明です。
 
 ともかく、読めば読むほどわからなくなり、混乱してきます。わからないことをどう説明したらよいかまで、わからなくなってきました。次回、全面書き換えに挑戦です。
 
category:未分類 | at 16:19 pm | Comments (0)

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