表現上の注意【11】 | 元・毎日新聞敏腕記者  長谷川 信正による|PTA新聞の印刷屋さん

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プロフィール

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長谷川 信正

1943年生まれ、福島県会津若松市出身。
早稲田大学第一文学部国語国文学科を卒業、毎日新聞社に入社。
事件、行政、教育分野などを担当。デスク時代には文章教室の講師などを務めた。また、朝のワイドニュース番組にコメンテーターとしてレギュラー出演、やさしい語り口で人気を集めた。
退職後は、著述業を中心とする「NH企画」を設立。記者時代の体験と文章力を生かした講演・執筆活動のほか、最近は「経営者のための文章講座」を開講、若手経営者らに好評を得ている。

はじめて来られた方へ

表現上の注意【11】

  敬語に関しての話を続けます。

 
 PTA新聞からは離れますが、いろんな場面で「お手紙、拝見いたしました」との表現を見ることがあると思います。「拝見」は「見る」の謙譲語、「いたす」も「する」の謙譲語なので、これも二重敬語です。へりくだり過ぎで、ここは「拝見しました」で十分なのです。
 
 そもそも敬語には三つの用法があります。文字通りの「尊敬を表す」から「へりくだる(謙譲)」、そして「丁寧」というもの。先の表現を「へりくだり過ぎ」というのは、謙譲語が二つもつらなったからにほかありません。
 
 またPTA新聞の場合、多くは文末を「です」「ます」でくくっています。これは「だ」「である」でくくるより丁寧な表現といえます。もともと、丁寧な表現で構成されている中に敬意を表す表現がドーンと加わったら、読めたものではありません。
 
 そして、明らかに間違いだといえるのは「~いただく」の使い方で、最近よく耳にする「~が、おいしくいただけます」の表現です。「いただく」は「食べる」や「飲む」の謙譲表現ですから、聞き手を低くみた言い方になっていて、失礼になる。ここは、正しくは「おいしく召し上がれます」です。細心の注意を払うべきは敬語、なのです。
 
category:未分類 | at 16:42 pm | Comments (0)

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