表現上の注意【10】 | 元・毎日新聞敏腕記者  長谷川 信正による|PTA新聞の印刷屋さん

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プロフィール

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長谷川 信正

1943年生まれ、福島県会津若松市出身。
早稲田大学第一文学部国語国文学科を卒業、毎日新聞社に入社。
事件、行政、教育分野などを担当。デスク時代には文章教室の講師などを務めた。また、朝のワイドニュース番組にコメンテーターとしてレギュラー出演、やさしい語り口で人気を集めた。
退職後は、著述業を中心とする「NH企画」を設立。記者時代の体験と文章力を生かした講演・執筆活動のほか、最近は「経営者のための文章講座」を開講、若手経営者らに好評を得ている。

はじめて来られた方へ

表現上の注意【10】

  二重敬語の具体例です。

 
 「校長先生が、○○○とおっしゃられました」という表現を使ったことがありませんか。
 
 問題なのはまず、述語の「おっしゃられました」です。これは「言う」や「話す」の尊敬語である「おっしゃる」に、尊敬を表す助動詞「れる」がつながり、最後に丁寧語の「ます」が続いています。その意味でいうなら、二重はおろか三重といってもいいような表現です。ここまでではないにしても「おっしゃいました」や「話されました」という敬語はひんぱんに使っています。広報委員より目上の存在であり、教育現場の最高責任者という位置づけ、認識だ、というなら許されるのでしょうが、それでも「~と、話されました」程度にとどめるべきで、二重敬語は過剰な表現です。「過剰な敬語は、侮蔑(ぶべつ)の意味すら持つ」とさえいわれるのです。過ぎたるは・・・・、ですよね。
 
 そして、ここでは「校長先生」という表現も問題だ、といっておきたい。皆さんがサラリーマンになって、上司にこえをかけるとき「部長さん」「課長さん」と言って失笑を買った経験はありませんか。そう、こんなときは「部長」「課長」でいいと教えてくれた先輩がいたはずです。「校長先生」という表現には、この種のニュアンスがくみ取れる。こうした場合、「校長」の肩書きだけですますような考えにたつべき、と私は思うのです。
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category:未分類 | at 14:27 pm | Comments (0)

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