いざ取材―インタビューの場合【3】
インタビュー取材の3大準備が終われば、いよいよ取材本番です。
まずは約束した時間に遅れないように。担当者が複数のばあい、こんな当たり前のことでつまずくことが結構あります。ただでさえ緊張を強いられる取材に遅刻でもしようものなら、頭が真っ白になって、そこでアウトです。
取材のテーブルに着きました。ここからは、対象者が気楽にしゃべることができるような雰囲気作り、工夫が大事になってきます。お互い緊張しているわけですが、インタビューアーはこれをまずほぐすことから始めます。本題にすぐ入るのではなく、気候の話など雑談を続けながら、話しやすい雰囲気を作っていきましょう。
限られた時間内で取材を終えなければならないのですから、取材テーマに関する資料、印刷物などがあれば可能なかぎりいただいて帰るようにします。とはいえ、取材対象者が見せてくれるデータのすべてがいただけるわけではありませんから、了解を得たうえで、手元のカメラで記録することも必要になってきます。
執筆はそれほど難しくありません。綿密な準備さえあれば、取材に当たった委員さんのメモ付き合わせ、それにしたがって書き起こすだけ。書く分量によって中味をはしょる作業が必要になるので、そこだけは注意、です。