いざ取材―PTA会長や校長などに原稿を依頼する
前回、自ら取材するのと、人に原稿を依頼することの差に触れました。まずここで、原稿を依頼する場合はどうしたらよいか、を考えてみましょう。
原稿の依頼は電話で済ましてもいいのか、訪ねてお願いすべきなのか。できれば訪ねてお願いするのがいい、と私は思っています。PTA新聞が原稿を依頼する相手は、学校長、PTA会長、あるいは同じ地域に住む著名人などが中心で、訪ねるのに時間がかかるなどの障害はないケースがほとんど、です。あらかじめ電話などで訪問の簡単な趣旨を伝えた後に先方を訪ね、その方の原稿を必要とする趣旨を説明して了解を得るのが一番、です。
趣旨説明にからんで忘れてはならないのが①どんなテーマで書くか(原稿の内容)②どの程度の分量にするか(原稿の分量)③いつまでに書いて欲しいか(締め切り)④完成した原稿の送り方(手書きの原稿を受け取るのか、パソコンで送ってもらうのか)⑤その方の写真を掲載するか、するならどの写真を使うか、こちらが撮影するか、その方からお気に入りをお借りするか-をきっちり詰めることです。これをしないと、せっかく頼んでも何の意味もない原稿になってしまいます。
そして、双方が合意して決めた原稿締切日の直前には、相手方と連絡を取り、原稿の出来具合、進捗状況を確認するとともに、重ねて「よろしく」と念押しをすることです。