いざ取材―そのイロハ
PTA新聞にふさわしいテーマあれこれ、少しはわかってもらえたでしょうか。
今回からは、テーマに沿って、何を、どう取材するか、に入っていきます。
記事を書くには、書くに足る材料が必要です。そう、書く材料を集める(取る)、それが取材、なんです。自らが必要な場所に出掛け、そこで繰り広げられる出来事を記事にするのも取材なら、必要な原稿を必要な人に書いてもらう段取りをつけるのも取材です。
PTA新聞の場合の取材のパターンは、おおまかにいって、学校行事の取材、学校以外の場に出向いての取材、アンケート調査を主体とした取材、特定の人物に対するインタビュー取材、座談会を企画しての取材、そして、前述したような原稿を依頼するという形での取材、といったあたりに分けられるかもしれません。
それぞれを、取材という名でくくってはいますが、取材の方法、取材の進め方はかなり違います。自ら取材するのと原稿を書いてもらうことの差、からでもそれはわかります。
それぞれの取材の方法、進め方は次回から詳しく説明するとして、どんな場合でも必ず必要なのは、取材の道具そろえです。取材ノート、カメラ(フラッシュ付)、筆記用具は最低限の準備。取材対象者の発言を克明に記録する録音装置なども、今や必需品といえるかもしれません。これらをそろえ、取材にいざ出発、です。