PTA広報紙1分半うんちく-第一話-「とんでもありません」「とんでもございません」という言い方は間違っています | 元・毎日新聞敏腕記者  長谷川 信正による|PTA新聞の印刷屋さん

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プロフィール

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長谷川 信正

1943年生まれ、福島県会津若松市出身。
早稲田大学第一文学部国語国文学科を卒業、毎日新聞社に入社。
事件、行政、教育分野などを担当。デスク時代には文章教室の講師などを務めた。また、朝のワイドニュース番組にコメンテーターとしてレギュラー出演、やさしい語り口で人気を集めた。
退職後は、著述業を中心とする「NH企画」を設立。記者時代の体験と文章力を生かした講演・執筆活動のほか、最近は「経営者のための文章講座」を開講、若手経営者らに好評を得ている。

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PTA広報紙1分半うんちく-第一話-「とんでもありません」「とんでもございません」という言い方は間違っています

 このブログも、たまには一服。言葉、日本語による表現に関した「うんちく」を、文章力向上を目指す皆さんの暇つぶしと休憩の間にちょっと読んでみてください。
 
 第一話は、敬語、丁寧語好きのPTA広報委員の皆さんがひょっとしてよくお使いになる?「とんでもありません」「とんでもございません」という言い方についての吟味です。
 
 「ありません」も「ございません」も、「ない」の丁寧な表現ですが、そもそも日本語の「ない」には二つの種類があります。
 
 ひとつは「美しい」などの表現でおなじみの形容詞。「ここにはなにもない」というときの「ない」です。もうひとつは動詞の後ろにつく助動詞の「ない」で、「食べない」「跳べない」のように、ものごとを否定する際に使う「ない」です。
 
 形容詞の「ない」は、丁寧な言い回しで「ここにはなにもありません」「なにもございません」という使い方ができます。が、助動詞の「ない」は動詞の後ろにつくのですから「食べない」を「食べありません」、「跳べない」を「跳べございません」とはいえないのはすぐわかりますね。そう、「ありません」と言い換えることができない言葉なのです。

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 「とんでもない」の「ない」も、さきほどと同じく助動詞の「ない」ですから、丁寧語の「ありません」や「ございません」に置き換えるのは文法的に不可能なことなんです。
 

category:未分類 | at 12:07 pm | Comments (0)

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