さあ書くぞー【5】 広報委員さん、語彙(ごい)量を増やせのロ
「語彙(い)量を増やせ」といっても、その基準がわからないでは話になりません。いったい、どの程度の語彙量が必要なのでしょうか。
昭和20年代後半から30年あたりにかけ、国立国語研究所が年齢別の語彙量を調査したことがあります。その結果は、6歳の子の語彙数は5~6000語、13歳で3万語、20歳で4万5千~5万語でした。また、同じ時期の別の調査では、高校の上級生が持っている語彙は3万語という結果もあります。高校の上級生といえば17、8歳。これが13歳と同じ語彙数というのもちょっと変ですが、とりあえずは、そんなものだと思ってください。
一方で、私たちが生活していくのに支障がない、といえる語彙は3000語程度、ということがよくいわれます。この程度を知っていれば生きていくのに支障がない、いわゆる基本語、なのだそうです。
では、これだけ知っていればいいのか。これだけで記事は書けるのか。
答えは当然「ノー」です。言語生活を営んでいくうえで、これだけではとても間に合わない。私たちが目指すべきは、どんな場面でも的確、適切に表現できるだけの語彙数を持つことなのです。
次回は、最低どの程度の語彙を持ったらいいのか、に触れていきましょう。