PTA広報紙1分半うんちく-第六話-「こんにちわ」は「こんにちは」でないと・・・
最近、気軽なメール通信などで「こんにちわ、元気?」などという表現が、当たり前のように使われています。特に、女性同士のやり取りに多いようです。
これは間違いです。「こんにちは」でなければいけません。なぜか。
このあいさつ言葉は、もともとは「今日はごきげんいかが?」でした。この言葉が短くなり「こんにちは」といわれるようになったものだから、なのです。言葉と言葉をつなぐ語を助詞といいますが、この場合の「は」は係助詞の「は」。したがって、「わ」は間違い、ということになります。当然ながら、夜のあいさつ言葉である「今晩は」も「今晩わ」と書いてはいけません。
これだけ説明しても、まだ納得できないという人が多そうなくらい「わ」とする誤用がまかり通っているのも事実。女性言葉で「困ったわ」などという言い方がありますが、ここで使われる「わ」と同じ感覚で、「こんにちわ」としてしまうからなのかもしれません。
「困ったわ」や「嫌だわ」という場合の「わ」は実は、男性言葉「やるぞ」の「ぞ」や「行くよ」の「よ」と同じ働きを持つ終助詞なのです。係助詞の「は」とは、働きがまったく異なります。
「いいわ」「そうだわ」もそうですが、女性語特有のソフトなムードをかもすのにいい「わ」ですが、あいさつ言葉が「こんにちわ」「今晩わ」となってしまっては困りものです。