最初は企画[1]-企画会議では積極的に発言を-
口には出さないけれど「嫌い」と思っている人に街角で偶然会い、近々食事に行く約束までさせられた。いざ、約束の日の約束の時間になって「しまった、忘れてた」-などという苦い思い出が、私にはいくつかあります。そのつど反省しつつ感じたのは「いやなことは、記憶という回路につながらない」ということ。約束を忘れたのではなく、いやなことだから約束そのものを記憶したがらなかったのでしょう、私の脳が。
私の脳の話は、新聞作りの最初にやるべき企画会議にあなたがどんな姿勢で臨んだらいいか、の一つの答えです。
あなたが企画会議にいやいや出たら、あるいは出ても周りに遠慮し、年上の編集委員さんの後ろに隠れていたら、取材では失敗し、いい記事は絶対に書けない。「いやなことは忘れる」と同様、腰を引いた姿勢からは何も生まれない、ということなのです。
新聞作りでは、取材も書くことも大事ですが「自ら発言して何を書くかを決める。私主導の新聞を作る意識を持つ」ことが、それ以上に大事です。
会議での発言には、それなりの責任が伴う。そのために周到に準備をする。周到な準備が書く際の余裕につながり「書くことから逃れる」という退路も断って、自分を「書く」側に追い込んでいく。
企画会議での積極発言は、積極的に仕掛ける人生と一緒です。