いざ取材―インタビューの場合【2】
インタビューする対象者と連絡を取り、取材の了解(アポイントメント)を取り付けます。この際、取材の目的・趣旨、取材日時・場所、どの時期のどんな新聞のどんな欄に掲載するか、を説明します。このあたりは、他の取材と一緒ですが、対象者そのものにスポットを当てるわけですから、取材の趣旨説明で、そのことをきっちり説明しておかなくてはなりません。対象者が、取材に応じるか否かを決める大きな要素でもあるからです。
アポが取れたら「対象人物がどんな人か」を徹底的に調べ上げてください。事前取材です。生年月日、学歴、職歴はもちろん、さまざまな発言が話題になる人物ならその発言内容も調べ上げ、克明にメモしていきます。インタビュー時間は長くても1時間が限度。調べればわかることを聞いていたら、時間がたちまち足りなくなってしまい、取材不足でいいものが書けない。インタビュー記事の成否は、こうした事前取材がすべて、なのです。
最近は、インターネット上でかなり多くの人物の略歴などを掲載していますから、対象人物をこの方法で調べてみるのもいいし、事前連絡のときに、
略歴などについては書き物の形でいただけないかを相談してみるのも手です。また、周辺にいる人、校長を取材するなら教頭に、PTA会長が対象なら副会長に、その人となりを聞いておくのもいいでしょう。
調べて調べて、調べまくってください。いくら調べても、調べすぎはありません。
「ひと」とか「時のひと」といったタイトルで人物紹介をする囲み記事(コラム)を、新聞で見たり読んだりしたことがあると思います。テレビでなら、さしずめ「徹子の部屋」のような番組でしょうか。話題の人物を追い、その人となりを紹介する取材、記事-それを、狭い意味のインタビューとします。
座談会当日。取材には、司会者を含め、最低4人は必要です。うち一人は写真班としていろいろな角度からの写真を撮る役目をにないます。話の内容すべてを録音しておくことはもちろんですが、写真担当以外は全員、克明なメモをとり、執筆に備えます。