プロフィール

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長谷川 信正

1943年生まれ、福島県会津若松市出身。
早稲田大学第一文学部国語国文学科を卒業、毎日新聞社に入社。
事件、行政、教育分野などを担当。デスク時代には文章教室の講師などを務めた。また、朝のワイドニュース番組にコメンテーターとしてレギュラー出演、やさしい語り口で人気を集めた。
退職後は、著述業を中心とする「NH企画」を設立。記者時代の体験と文章力を生かした講演・執筆活動のほか、最近は「経営者のための文章講座」を開講、若手経営者らに好評を得ている。

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いざ取材―PTA広報紙のアンケート調査の場合【3】

 アンケート調査取材の最終回は「記事にする場合の注意事項」です。
 
 記事にする場合、「誰に聞いたか」という調査対象、「何人に聞いたか」という調査規模、そして回収率(回答率)、調査実施時期を必ず書き込んでください。調査の信頼性を示すうえで、記事の絶対条件です。アンケートと称しながら、これらを明記しない記事をよく見かけますが、これは落第。信頼するに足りない記事、ということになります。
 
 それと、数字を記事にする場合、回答の実数、つまり「回答者○人中○人が~」といった書き方はいけません。あくまで割合でとらえ「○パーセントが~」「○割が~」とすべきです。どうしても「回答者○人中」を使いたい場合でも「回答者○人中約半数が」といった形にとどめてください。

 
0405_02 記事とは別に、アンケートの集計結果をビジュアルに見せるため、グラフ化を心がけるのも大事です。円グラフ、折れ線グラフ、棒グラフ、帯グラフなど、いろいろありますので、用途に応じて使い分けてください。写真も1、2枚あるといいですよ。
 
 調査結果の記事化とあわせ、専門家にその数字を見せ、コメントを求めるなどの工夫も、ときにはあってもいいですね。記事の説得力がそれだけ増しますから。ただし、コメント料が必要な場合もありますので注意が必要です。
 

category:未分類 | at 12:23 pm | コメント (0)

いざ取材―PTA広報紙のアンケート調査の場合【2】

 設問項目はいくつにするか。
 
 5、6問で抑えるのがいいのでは、と私は思います。1-3問は少なすぎ、調査が消化不良に終わることになりかねません。かといって、10問以上だと質問にだぶりがでたり、アンケートの趣旨が散漫になる。それに、記事にまとめるときの労力が大変です。

 
0405_01 次に、どんな答え方をしてもらうか。一つは、その人の思いを丁寧に書きこんでもらう「記述式」という方法です。二つ目は、回答の選択肢を並べておき、その中から一つないし複数、あるいは無制限に選んで○で囲んでもらう方法や、質問に対し「はい」と「いいえ」のどちらかを選び、○で囲んでもらう方法。「○×式」というやつです。
 
 どちらでなければならない、いうことはありませんが、お勧めはやはり「○×式」ですかね。「記述式」だと、まとめに相当の時間がかかるし、回答の趣旨の読み違えがあったりするんですよね。回答数が多い場合など、とても大変です。「○×式」だと、まとめがすこぶる簡単。加えて、次回にも触れますが、紙面のビジュアル化をねらってグラフなどを多く使おうとした場合、「○×式」回答の方が柱を立てやすい、といった利便性もあります。どうしても書かせたい、というのなら「○×式」で答えてもらい、最後に自由解答欄を設けるといった手あります。――記事化の際の注意事項は次回に。
 

category:未分類 | at 12:19 pm | コメント (0)

いざ取材―PTA広報紙のアンケート調査の場合【1】

 アンケート調査をし、その結果を記事にするときの手法、注意点は?
 
 まず、「誰を対象に、何を、どの程度(設問数)、どんな形で聞くか」といった調査の基本構図を議論し、決めてください。最も大事な作業で、これがないと前に進めません。

 
 誰を対象にするのかによって、調査の実施方法も違ってきます。不特定多数の人が対象なら、街角や学校の最寄り駅の前で通りがかった人に答えてもらう、といったやり方が可能です。アンケート_1子供たち全員が対象なら、事前に学校に話をつけ、学級担任の先生の協力を得て同じ時間に一斉に行う、というやり方になるでしょう。父母が対象なら、広報委員さんが手分けしてアンケート用紙を対象の家庭に配り、回答締切日を設けておいて、再び手分けして回収にうかがう、という手法をとらざるを得ません。
 
 次に、聞く内容をどんな設問で形にするか、です。設問の立て方で結果が大きく変わる恐れもあるので注意が必要なのですが、回答する人が迷ってしまうようなあいまいな質問の仕方は避けましょう。誰が読んでもすぐにわかる表現の設問が大事です。また、自分たちの思いに答えを導くような我田引水の設問は最低です。ここらのポイントを押さえて周到な準備をしてください。
設問数と回答のもらい方などは次回に。
 

category:未分類 | at 14:18 pm | コメント (0)

いざ取材―学校以外の場所で取材の場合

 今回は、学校以外の場所で取材をする場合、に触れてみたいと思います。
学校は、PTA広報委員の皆さんにとっては、いわば身内といってもいい場所。多少ミステークがあっても笑ってすませますが、学校以外となると、そうはいきません。相手の仕事場に入り込むのですから、取材の了解取り付けも相当大事です。
 
 児童・生徒が学校近くのスーパーマーケットで社会体験学習をする、といったケースを取材するとします。事前にスーパーと連絡を取り、①当日は何時ごろ、誰と誰、計何人がうかがう②児童・生徒と担当者との触れ合いが中心テーマ、といった取材の視点③紙面に使う写真の枚数―などを伝え、取材の了解を取り付けます。あわせて、記事にする際に触れて欲しくないこと、写真撮影して欲しくない点などはないか、を詰めるのも必要です。
 
 取材現場では、一つの話を複数の広報委員で聞くようにし、内容を克明にメモします。現場で何を聞くか、を事前に煮詰めておくことが大事なのはいうまでもありません。

 
取材_スーパー 社長名、従業員数、売上げ、店舗面積など、スーパーに関する資料、印刷物があればもらっておきます。細かい点は忘れがちだし、人名を記事に書き込む場合などに役立ちます。また、連絡先を聞き、事後取材に応じてもらえるよう了解を取り付け、取材の足らざるに気づいたらすぐに連絡を取って補強取材する、といった心構えも大事です。
 

category:未分類 | at 14:14 pm | コメント (0)

いざ取材―学校行事取材の場合

 PTA新聞にとって、学校という取材現場は「ネタの宝庫」です。勢い、ここで取材することが多くなるのは当然で、学校を舞台とした取材の良し悪しが、紙面の良し悪しに直結します。卒業式、入学式という学校行事でもっとも大きなものを例にとりながら、取材の進め方を説明していきましょう。
 
 まず、取材の前提として、式の取材に伺うことを学校側に連絡し、了解をもらっておくことが大事です。何人で取材するか、カメラをどの程度持ち込むか、なども連絡しておいた方がいいでしょう。

 次は事前準備です。式がどのような段取りで進むのか、をきっちりと把握し、メモの形で残しておいて取材現場に持ち込みます。この過程で、どんな場面でどんな写真が撮れるのかも見えてきます。逆にこれがないと、進行状況をメモするのに追われ、写真撮影も場当たり的になって、いいものが撮れません。また、式に関する資料、印刷物があれば入手しておきます。取材_準備時間がたって細かい点を忘れたりしたとき、人名を記事に書き込む必要がある場合などに役に立ちます。この準備さえあれば安心です。
 
 実際の式では、進行を妨げない取材態度、スタンスが大事です。写真撮影は、事前準備に従って撮影ポジションを確保し、あまり動き回らなくてもいいようにしましょう。
 

category:未分類 | at 14:06 pm | コメント (0)
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