いざ取材―PTA会長や校長などに原稿を依頼する
前回、自ら取材するのと、人に原稿を依頼することの差に触れました。まずここで、原稿を依頼する場合はどうしたらよいか、を考えてみましょう。
原稿の依頼は電話で済ましてもいいのか、訪ねてお願いすべきなのか。できれば訪ねてお願いするのがいい、と私は思っています。PTA新聞が原稿を依頼する相手は、学校長、PTA会長、あるいは同じ地域に住む著名人などが中心で、訪ねるのに時間がかかるなどの障害はないケースがほとんど、です。あらかじめ電話などで訪問の簡単な趣旨を伝えた後に先方を訪ね、その方の原稿を必要とする趣旨を説明して了解を得るのが一番、です。
趣旨説明にからんで忘れてはならないのが①どんなテーマで書くか(原稿の内容)②どの程度の分量にするか(原稿の分量)③いつまでに書いて欲しいか(締め切り)
④完成した原稿の送り方(手書きの原稿を受け取るのか、パソコンで送ってもらうのか)⑤その方の写真を掲載するか、するならどの写真を使うか、こちらが撮影するか、その方からお気に入りをお借りするか-をきっちり詰めることです。これをしないと、せっかく頼んでも何の意味もない原稿になってしまいます。
そして、双方が合意して決めた原稿締切日の直前には、相手方と連絡を取り、原稿の出来具合、進捗状況を確認するとともに、重ねて「よろしく」と念押しをすることです。
それぞれの取材の方法、進め方は次回から詳しく説明するとして、どんな場合でも必ず必要なのは、取材の道具そろえです。取材ノート、カメラ(フラッシュ付)、筆記用具は最低限の準備。取材対象者の発言を克明に記録する録音装置なども、今や必需品といえるかもしれません。これらをそろえ、取材にいざ出発、です。
まず、担当する広報委員さんは、校区内の地図を片手にくまなく歩き、危険な場所や事故の危険があるところなどをチェックします。「交通量の多い要注意場所」「街灯が少なく夜は暗そう」「ビルに前にいつも守衛さんがいて安全」「工事中が来年まで続く」など、気づいたこともメモしておいて、それを校区地図に落としこんでいけば、できあがり。落とし込み方は、それこそ自由です。ともかくやってみてください。
紙面製作係は紙面のレイアウトを考えます。掲載する写真の枚数と大きさ、掲載位置、見出しの文言と活字の大きさ、記事の分量などを確定させます。これに沿って、記事係に記事の執筆、写真係に写真の図柄までを指示します。記事係は記事の大半を事前に作り、お天気や校長先生のあいさつなど、当日でなければわからない部分は「○○○○」という形で空けておきます。