プロフィール

プロフィール

長谷川 信正

1943年生まれ、福島県会津若松市出身。
早稲田大学第一文学部国語国文学科を卒業、毎日新聞社に入社。
事件、行政、教育分野などを担当。デスク時代には文章教室の講師などを務めた。また、朝のワイドニュース番組にコメンテーターとしてレギュラー出演、やさしい語り口で人気を集めた。
退職後は、著述業を中心とする「NH企画」を設立。記者時代の体験と文章力を生かした講演・執筆活動のほか、最近は「経営者のための文章講座」を開講、若手経営者らに好評を得ている。

はじめて来られた方へ

カテゴリー

いざ取材―PTA会長や校長などに原稿を依頼する

 前回、自ら取材するのと、人に原稿を依頼することの差に触れました。まずここで、原稿を依頼する場合はどうしたらよいか、を考えてみましょう。
 
 原稿の依頼は電話で済ましてもいいのか、訪ねてお願いすべきなのか。できれば訪ねてお願いするのがいい、と私は思っています。PTA新聞が原稿を依頼する相手は、学校長、PTA会長、あるいは同じ地域に住む著名人などが中心で、訪ねるのに時間がかかるなどの障害はないケースがほとんど、です。あらかじめ電話などで訪問の簡単な趣旨を伝えた後に先方を訪ね、その方の原稿を必要とする趣旨を説明して了解を得るのが一番、です。
 

 趣旨説明にからんで忘れてはならないのが①どんなテーマで書くか(原稿の内容)②どの程度の分量にするか(原稿の分量)③いつまでに書いて欲しいか(締め切り)取材_原稿依頼④完成した原稿の送り方(手書きの原稿を受け取るのか、パソコンで送ってもらうのか)⑤その方の写真を掲載するか、するならどの写真を使うか、こちらが撮影するか、その方からお気に入りをお借りするか-をきっちり詰めることです。これをしないと、せっかく頼んでも何の意味もない原稿になってしまいます。
 
 そして、双方が合意して決めた原稿締切日の直前には、相手方と連絡を取り、原稿の出来具合、進捗状況を確認するとともに、重ねて「よろしく」と念押しをすることです。
 

category:未分類 | at 14:01 pm | コメント (0)

いざ取材―そのイロハ

 PTA新聞にふさわしいテーマあれこれ、少しはわかってもらえたでしょうか。
 
 今回からは、テーマに沿って、何を、どう取材するか、に入っていきます。
 
 記事を書くには、書くに足る材料が必要です。そう、書く材料を集める(取る)、それが取材、なんです。自らが必要な場所に出掛け、そこで繰り広げられる出来事を記事にするのも取材なら、必要な原稿を必要な人に書いてもらう段取りをつけるのも取材です。
 
 PTA新聞の場合の取材のパターンは、おおまかにいって、学校行事の取材、学校以外の場に出向いての取材、アンケート調査を主体とした取材、特定の人物に対するインタビュー取材、座談会を企画しての取材、そして、前述したような原稿を依頼するという形での取材、といったあたりに分けられるかもしれません。
 
 それぞれを、取材という名でくくってはいますが、取材の方法、取材の進め方はかなり違います。自ら取材するのと原稿を書いてもらうことの差、からでもそれはわかります。
 

syuzai それぞれの取材の方法、進め方は次回から詳しく説明するとして、どんな場合でも必ず必要なのは、取材の道具そろえです。取材ノート、カメラ(フラッシュ付)、筆記用具は最低限の準備。取材対象者の発言を克明に記録する録音装置なども、今や必需品といえるかもしれません。これらをそろえ、取材にいざ出発、です。
 

category:未分類 | at 17:28 pm | コメント (0)

最初は企画[16]-PTA新聞で採り上げたら面白いテーマあれこれのヌ-

 前回、前々回と続けた「卒業式号外」の秘策、いかがでしたか。簡単に書きすぎたかもしれませんが、大事なのは「事前準備ですべてをやっておく」ことです。式当日は、空欄部分の原稿を書くことと写真の撮影、印刷・配布だけ。事前準備を万全にしておけば、何のことはありません。それでできたようなものです。ぜひ、チャレンジしてみてください。
 
 3学期号用の面白いテーマあれこれの最後ですが、「校区内の安全マップ作り」というのを取り上げてみます。
 
 それぞれが新学年になっていく、新入生が誕生する、という変わり目は活気があふれ、子供たちの動きも活発になる時期です。いきおい、外に出ることが多くなる子供たちに、安全マップを示して役立ててもらおうというわけです。

map まず、担当する広報委員さんは、校区内の地図を片手にくまなく歩き、危険な場所や事故の危険があるところなどをチェックします。「交通量の多い要注意場所」「街灯が少なく夜は暗そう」「ビルに前にいつも守衛さんがいて安全」「工事中が来年まで続く」など、気づいたこともメモしておいて、それを校区地図に落としこんでいけば、できあがり。落とし込み方は、それこそ自由です。ともかくやってみてください。
 
 次回からは「実際の取材のイロハ」に入っていきます。
 

category:未分類 | at 17:25 pm | コメント (0)

最初は企画[15]-PTA新聞で採り上げたら面白いテーマあれこれのリ-

 校長先生の了解をとりつけたら「号外発行会議」を開きます。事前準備と当日の作業、広報委員の役割分担、号外紙面サイズ、ページ数から印刷部数などを決めるのです。
 
 まず、役割分担。記事係、紙面製作係、当日の写真係、印刷係、配布係などが必要で、それぞれに2人の担当者がいた方がやりやすいかもしれません。次は作業内容。gougai_2紙面製作係は紙面のレイアウトを考えます。掲載する写真の枚数と大きさ、掲載位置、見出しの文言と活字の大きさ、記事の分量などを確定させます。これに沿って、記事係に記事の執筆、写真係に写真の図柄までを指示します。記事係は記事の大半を事前に作り、お天気や校長先生のあいさつなど、当日でなければわからない部分は「○○○○」という形で空けておきます。
 
当日。写真係は式場の全景など事前に決めた図柄をデジタルカメラで撮影。記事係は「○○○○」の形で空けてあった部分の記事を書いて、紙面製作係に渡します。紙面製作係は受け取った写真と記事とを紙面に組み込み、レイアウトを完成させ、版下を出力。これをもとに印刷係は必要部数を印刷、配布係は校門などで配布する、という流れです。
 

category:未分類 | at 16:58 pm | コメント (0)

最初は企画[14]-PTA新聞で採り上げたら面白いテーマあれこれのチ-

 さあて、いよいよ卒業式号外をつくる話です。

gougai_1 
 新聞社では、とんでもない時間にビッグニュースが飛び込んできたとき、紙面製作に当たる当番幹部が号外発行を決断します。この瞬間、編集局内にはピーンと緊張の糸が張り詰めます。そして、わずか一時間前後で紙面ができ、街角などで読者の手に渡ります。
 
 皆さんの号外は、そこまでのスピードで発行するのは無理かもしれません。しかし、卒業生が校門を去るときに、自分たちが主役で進行した式の様子が載った号外新聞を手にできるようにするのは、それほど難しくありません。彼らがびっくり感動の表情で号外をむさぼり読む姿を想像してみてください。がぜん、やる気もわくはずです。
 
 熊本市にある市立碩台(せきだい)小学校のPTA広報部の皆さんが、07年の運動会で1日に4回もの号外を発行したそうです。しかも、それまでにも計3回も同じようなことをやってのけたと聞きます。こんな快挙を下敷きに、号外発行の手順を説明します。
 
 まずは、校長先生に「卒業式で号外を発行したい」と相談し、了解をとりつけます。OKとなれば、式当日に教員室の机といす、電源、学校のパソコンとこれに連動した印刷設備(簡易印刷機など)を貸してくれるよう頼み、こちらの了解も得ておきます。
 
 これらの準備をきっちりしておくことが、号外発行には絶対必要です。あとは次回。
 

category:未分類 | at 16:53 pm | コメント (0)
HOME > Archive: 2 月 2010