プロフィール

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長谷川 信正

1943年生まれ、福島県会津若松市出身。
早稲田大学第一文学部国語国文学科を卒業、毎日新聞社に入社。
事件、行政、教育分野などを担当。デスク時代には文章教室の講師などを務めた。また、朝のワイドニュース番組にコメンテーターとしてレギュラー出演、やさしい語り口で人気を集めた。
退職後は、著述業を中心とする「NH企画」を設立。記者時代の体験と文章力を生かした講演・執筆活動のほか、最近は「経営者のための文章講座」を開講、若手経営者らに好評を得ている。

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最初は企画[3]-何はなくとも、PTA会長、校長先生の寄稿文-

 PTA新聞に掲載される記事で、修学旅行や遠足、卒業式の特集などと並んで多いのが、PTA会長、校長先生、教頭先生のあいさつ文や寄稿文です。いや、修学旅行や遠足は年一回ですが、会長や校長先生は毎回登場しますので、もっと多いかもしれませんね。
 
 しかも、どんなに活発な議論の出る企画会議でも、これらの記事をなくしてしまえ、ということにはならない。むしろ、書いてもらおうよ、という方向に行き着く。広報委員さんにとって、無難で、なくてはならない素材なのです。
 
 しかし、よくよく考えてみてください。
 
壇上 たしかに必要な素材ではあるのですが、こういう人たちのあいさつ文や寄稿文ばかりだと、地味すぎて、読む気がおきません。前回に触れた「視点」に照らすと「会員が関心を持って読む内容」とはとてもいえないような気がするのです。
 
 ましてこれを、新聞の顔ともいうべき1面のトップにおくというのはどうでしょう。この際、ガラリ違った発想でとらえてみましょうよ。広報委員が校長先生にインタビューし、それを記事にする、というのも手です。PTA会長と校長先生の対談だっていい。これなら、2面と3面の大特集として展開できるでしょう。
 
 前回と同じ言い方をすれば、これで過去の常識にさようなら、です。
 
 

category:未分類 | at 12:34 pm | コメント (0)

最初は企画[2]-企画会議の視点-

家 新聞を作る作業は、家を建てるのに似ています。
 設計図を書き、基礎工事をし、骨組みから全体を作っていく。
その基本は、どんな設計図か、です。

 新聞作りの企画会議は、設計図を書き上げる作業です。平屋建てか二階建てかをはっきりさせ、間取りを決めるように「発行回数」「紙面サイズ(大きさ)」「何ページ建てにするか」を、最初に決めます。「そんなもん、毎年同じよ」というなかれ。そのうえで、1面にはこんな記事、2面にはこんな企画特集を、3面は・・・、と決めていくのです。ここまでくると、間取りが固まったようなもので、全体で何本の原稿がいるか、それぞれの記事の分量はどのくらいあればいいか、写真をどの程度使うのか、がそれなりに見えてきます。 
 
 さて、ここでPTA新聞の「視点」に触れておきます。
 
 一般の日刊紙では、記者たちは「不偏不党、公正中立」を座標軸に日々の作業を進めます。いわゆる日刊紙の視点です。では、PTA新聞の視点は? ―――それぞれの記事が、PTA活動の実態を反映しているか。会員が関心を持って読む内容か。社会教育の一環として地域との連帯感はあるか、などでしょうか。結構大事なんですよ、これが。
 
 委員さん全員がこのような視点をもち、記事のありよう、突っ込み方を決めていく。そうすれば、前年を踏襲するだけの紙面作りにさよなら、です。
 

category:未分類 | at 12:27 pm | コメント (0)

最初は企画[1]-企画会議では積極的に発言を-

 口には出さないけれど「嫌い」と思っている人に街角で偶然会い、近々食事に行く約束までさせられた。いざ、約束の日の約束の時間になって「しまった、忘れてた」-などという苦い思い出が、私にはいくつかあります。そのつど反省しつつ感じたのは「いやなことは、記憶という回路につながらない」ということ。約束を忘れたのではなく、いやなことだから約束そのものを記憶したがらなかったのでしょう、私の脳が。
 
 私の脳の話は、新聞作りの最初にやるべき企画会議にあなたがどんな姿勢で臨んだらいいか、の一つの答えです。
あなたが企画会議にいやいや出たら、あるいは出ても周りに遠慮し、年上の編集委員さんの後ろに隠れていたら、取材では失敗し、いい記事は絶対に書けない。「いやなことは忘れる」と同様、腰を引いた姿勢からは何も生まれない、ということなのです。
 
 新聞作りでは、取材も書くことも大事ですが「自ら発言して何を書くかを決める。私主導の新聞を作る意識を持つ」ことが、それ以上に大事です。

 
人物_ガッツ会議での発言には、それなりの責任が伴う。そのために周到に準備をする。周到な準備が書く際の余裕につながり「書くことから逃れる」という退路も断って、自分を「書く」側に追い込んでいく。

企画会議での積極発言は、積極的に仕掛ける人生と一緒です。
 

category:未分類 | at 13:54 pm | コメント (0)

企画し、取材、そして原稿執筆へ

 ごあいさつからPTA新聞の周辺事情まで、ちょっぴり長めの説明を続けてきました。ここからが、新聞作りに直接かかわる話です。
 
 新聞作りはどんな順序で進んでいくか、から始めましょう。
 
 最初は、新聞作りの骨組みを考える。何ページの新聞を作るのか。4ページの新聞なら1面には何を載せるのか、2面は、3、4面は?各面ごとの記事内容の割り振り、構成が、広報委員さんの企画会議で決まっていくことになります。

 
人物46_メモ 記事は、広報委員さんが取材を直接手がけるものと、依頼原稿に分かれます。会議では、取材執筆の分担と、依頼原稿は誰が誰に頼んで書いてもらうか、までをきちんと決めておかなければなりません。ここからは、それぞれが担当の原稿執筆に向けて取材し、取材で集めたデータをもとに実際に記事を書く、と進んでいきます。
 
 残るは、原稿を紙面に割り付けし、見出しをつけるなどの編集作業から印刷です。でもこの部分の作業は、編集の専門家をたくさん抱えている印刷屋さんに任せましょう、と申し上げたい。皆さんがここまで勉強するのはとても大変で、意味もあまりない。この欄を提供してくれている「PTA新聞の印刷屋さん」に頼むのが一番、と私は思います。
 
 編集作業から逃れて得た余力を、企画と取材、執筆に充てる。
 これでいきましょう。
 

category:未分類 | at 14:08 pm | コメント (0)
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