最初は企画[3]-何はなくとも、PTA会長、校長先生の寄稿文-
PTA新聞に掲載される記事で、修学旅行や遠足、卒業式の特集などと並んで多いのが、PTA会長、校長先生、教頭先生のあいさつ文や寄稿文です。いや、修学旅行や遠足は年一回ですが、会長や校長先生は毎回登場しますので、もっと多いかもしれませんね。
しかも、どんなに活発な議論の出る企画会議でも、これらの記事をなくしてしまえ、ということにはならない。むしろ、書いてもらおうよ、という方向に行き着く。広報委員さんにとって、無難で、なくてはならない素材なのです。
しかし、よくよく考えてみてください。
たしかに必要な素材ではあるのですが、こういう人たちのあいさつ文や寄稿文ばかりだと、地味すぎて、読む気がおきません。前回に触れた「視点」に照らすと「会員が関心を持って読む内容」とはとてもいえないような気がするのです。
ましてこれを、新聞の顔ともいうべき1面のトップにおくというのはどうでしょう。この際、ガラリ違った発想でとらえてみましょうよ。広報委員が校長先生にインタビューし、それを記事にする、というのも手です。PTA会長と校長先生の対談だっていい。これなら、2面と3面の大特集として展開できるでしょう。
前回と同じ言い方をすれば、これで過去の常識にさようなら、です。
新聞を作る作業は、家を建てるのに似ています。
会議での発言には、それなりの責任が伴う。そのために周到に準備をする。周到な準備が書く際の余裕につながり「書くことから逃れる」という退路も断って、自分を「書く」側に追い込んでいく。
記事は、広報委員さんが取材を直接手がけるものと、依頼原稿に分かれます。会議では、取材執筆の分担と、依頼原稿は誰が誰に頼んで書いてもらうか、までをきちんと決めておかなければなりません。ここからは、それぞれが担当の原稿執筆に向けて取材し、取材で集めたデータをもとに実際に記事を書く、と進んでいきます。